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診療科・部署よりお知らせ

リハビリテーション科

当院のリハビリテーション科では理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・心理療法士がそれぞれの分野の専門性を活かし、神経筋難病、重症心身障害児(者)、筋ジストロフィー、また、子どもの心の診療などさまざまな疾患の方々に支援を行っています。

 

理学療法(PT)

・神経筋難病の患者様には、機能回復・基本的動作能力の維持・向上、日常生活動作の指導、環境調整を目的に、状態に合わせた運動療法や呼吸理学療法などを行っています。
・重症心身障害児(者)・筋ジストロフィーの患者様には小児期から関節が固くならないように関節可動域運動、呼吸機能の維持のための呼吸理学療法、排痰補助装置の導入、車椅子、靴、インソールなどの補装具の作製、また、ご自宅や学校などでの過ごし方などのアドバイスなども行っています。

 

作業療法(OT)

・神経筋難病、筋ジストロフィー、重症心身障害児(者)の方の、身体機能、日常生活動作などの評価を行い、運動や動作練習、福祉用具などの環境調整、就業や趣味活動など、その人らしく生活を送ることができるように作業療法を行っています。
・疾患の症状から発語が難しくなることもあり、文字盤や意思伝達装置の導入など、患者様が気持ちを伝えることができるように支援しています。
・発達が気になるお子さんへの各種評価を行い、日常生活、遊び、学習などの発達支援を行っています。

 

言語聴覚療法(ST)

・言語発達障害や学習障害、発音の障害、吃音に対し評価・指導を行います。継続的に言語療法を実施することもあります。
・筋ジストロフィーや重症心身障害による発音や摂食嚥下の障害、言語発達の遅れに対し言語療法を実施します。
・神経筋難病によって起こる失語症や高次脳機能障害、発音の障害、摂食嚥下障害に対し評価・指導を行います。症状の変化に合わせて言語療法を継続することもあります。
・摂食嚥下障害には、必要に応じて嚥下造影検査(VF)や喉頭内視鏡検査(VE)による評価も実施しています。

 

心理療法

・課題や問題を抱えた方に、心理学の知識や技術を用いた支援を行っています。
 ?心理検査:その人らしさ(個性、能力)や症状をとらえる方法です。「現状の理解を深める」「今後の方針を検討する」ために行います。
 ?心理療法:「問題の整理や解決の方法を共に考える」「成長発達を促進する」「心身の不調を軽減する」など、さまざまな目的で行っています。
・「子どもの心の診療」「神経筋難病」「緩和ケア」「認知症ケア」「遺伝カウンセリング」などの領域で、多職種チームの一員として活動しています。

 

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