病院長あいさつ

国立病院機構医王病院のホームページをご覧いただきまして、ありがとうございます。
令和5年7月より院長を拝命しております、石田千穂(いしだちほ)と申します。
当院は、金沢市北東部に位置する医王山(いおうぜん)にちなんで命名され、1938年(昭和13年)11月に石川県立結核療養所として誕生しました。1948年(昭和23年)には国立療養所医王園となり、戦後の高度成長期、ベビーブームに対応、1969年(昭和44年)に重症心身障がい児(者)病棟、1971年(昭和46年)に筋ジストロフィー病棟を開設しました。1977年(昭和52年)に国立療養所医王病院へ改称し、1980年(昭和55年)には小児病棟を開設するなど、小児中心の、いわゆる障がい児(者)医療を担ってまいりました。2004年(平成16年)に独立行政法人国立病院機構医王病院となり、2005年(平成17年)に金沢若松病院と統合し神経難病病棟を開設し、現在に至っています。近年は、少子高齢化に伴う成人の難病患者数増加、在宅療養の推進、子どものこころの診療の需要拡大にも対応してきました。
現在、当院は、神経難病、筋ジストロフィー、重症心身障がい、子どものこころに関する診療を4つの柱とし、脳神経内科医、小児科医らが中心となり金沢市近郊のみならず、石川県全域や隣県在住の患者さんにも対応しています。専門性の高い多職種によるチーム医療により、各地域の病院や在宅スタッフとの連携を大切にしながら、よりよい医療・ケアの提供体制に努めています。石川県難病分野別(神経筋)拠点病院、石川なんびょう診療連携室「ランプ」、いしかわ医療的ケア児支援センター「このこの」、いしかわ子どものこころのケアネットワーク事業拠点病院等も受託しており、行政と密に連携しております。
昨今、人口構造の変化により、患者さんのみならず医療スタッフ人口の変化や偏在化、地域医療体制の変化が進み、医療分野でのデジタルトランスフォーメーション(医療DX)への対応も求められています。しかし、当院を受診される患者さんには、いまだ現代の医学では根治の治療法がなく長わずらいの方も多くいらっしゃいます。そのような方々にも「医王病院を受診してよかった」と思っていただけるよう、「患者さん一人ひとりに寄り添い、心のふれあいを大切にし信頼される医療を目指します」という病院理念のもと、スタッフ一同、一層努力してまいります。ひきつづき、ご支援ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
令和8年4月 医王病院長 石田 千穂

